看護師 M.K. / 看護部 主任 アルコールフロア

患者さんが、その地域で  “自分らしく”  生きていくために支援したい。

榎本クリニックを選んだ理由は?

元々精神科の病棟で働いていたのですが、病院では退院後の患者さんの人生に関わることは、ほぼありません。一方、榎本クリニックでは、長期に渡りその人の人生を支える地域医療が行うことができるのです。患者さんが「自分らしく」生きてくために、その地域のどのような社会資源を利用すればいいのかを我々がコーディネートしていく。そんなところが魅力で、この榎本クリニックを選びました。その次に挙げられる魅力は、通勤しやすい立地ですよね。通勤しやすいというのはとても大事だと思います。どのクリニックも駅から近く通いやすいですよ。

主な業務内容は?

私たち看護師がやらなくてはいけない仕事は、服薬管理や体調管理などがメインですが、看護師だからこれはやらない、といった垣根はありません。患者さんは様々な要因でメンタルのバランスを崩していますので、その方が自分の力で社会とかかわりながら生きていけることをゴールに、関係機関とカンファレンスを行ったり、環境を整えるための様々なサポートを行います。病院とは違い、対外的なかかわりも多く戸惑う方もいらっしゃると思いますが、入院と違い24時間そばで寄り添うことはできませんので、患者さんがデイナイトケアで過ごす以外の時間も極力居心地の良い環境を作ってあげる。これがクリニックのスタッフとして仕事をするということだと思っています。

1日の業務の流れを教えて下さい。

毎朝出勤したら、今日一日の薬の準備やプログラムの準備を行います。9時になるとメンバーさん(患者さん)たちがデイナイトケアにやって来ますので、ひとりひとりの表情などを観察し声をかけていきながら、「あっ、今日は顔色がいいな。」「少し面談をしないとパンクしそうだな。」「昨日眠れなかったのかな?」といった具合にチェックをし、その日の業務スケジュールと相談しながら、必要なケアを実行していきます。午前のプログラム運営を行い、昼食時に食事摂取量などを観察。食事が上手く取れない方など医師に指示を仰ぎ対応します。午後のプログラム運営後、メンバーさんと面談を行ったり、関係機関とのカンファレンスを行ったりします。ナイトのプログラムが終われば夕食です。夕食後に服薬確認を行い、眠前薬をお渡しします。19時になる頃にメンバーさんたちが帰路につきます。そして我々も帰ります。これが一日の流れですね。

どんな時にやりがいを感じますか?

一般の病院では体験できないことを多く体験することができるというところですね。また、プログラムの運営に、自分の趣味や特技、実践したいと思っていたアイデアを活かすこともできます。要は仕事の幅を自分で広げることができるのが、榎本クリニックの特徴なんです。