MENTAL メンタルデイナイトケア

年齢層は主に30代から60代が参加されています。 うつ病や統合失調症などの精神の病の為、就労など社会参加が難しい方。また普段のストレスの多い生活の中で、安心して過ごせる居場所の必要な方。

01 メンタルデイナイトケアとは

同じ悩みを共有できる仲間

入退院を繰り返したり、社会生活上の「生きづらさ」を抱えた方に、治療と同時に安全な「居場所」の提供を行っているのがメンタルデイナイトケアフロアです。
服薬の習慣ももちろんですが、朝起きて、歯を磨いて身支度を整え、電車やバスでデイナイトケアに通い、心地よい疲れによって眠る習慣を身につけることが、社会生活を営む上で非常に重要です。また、メンタルデイナイトケアフロアには様々な生活上の障害や生きづらさを持つ方がいらしています。同じ悩みを共有できる仲間がいて、ご家族以外の方との会話をする事で、コミュニケーション能力の積極的な維持・改善を図ることができます。

社会生活を可能にするには?

「きちんと薬を飲む」「生活のリズムをくずさない」「人とのコミュニケーションを絶やさない」主にこの3つが有効です。メンタルデイナイトケアはこのような生活を可能にするお手伝いをしています。

02 どんな治療をするの?

メンタルデイナイトケアは、主にグループ活動を中心としたプログラムです。人との関わり方、コミュニケーションのとり方を学んだり、互いに影響し合うことで成長することを目的としています。そして、社会生活を送る上で必要とされる行動様式が自然と身についてくるのです。

 

1週間のプログラムの例

 
午前 室内ゲーム 外国語講座 ボクササイズ ボイストレーニング
空手
テーマトーク 風船バレー
空手
午後 芸術行動療法 演劇 芸術行動療法 ウォーキング 芸術行動療法 DVD鑑賞
ナイト 運営ミーティング ナイトウォーク カラオケ 句会 料理 手作業

※プログラムは月ごとに変わります。
※デイナイトケアは9:00~19:00までです。昼と夜はお食事を提供しております。

主なプログラム紹介

運営ミーティング

その週一週間のプログラムの詳細を決めるミーティングです。プログラムはあらかじめ、スタッフが枠組みを作りますが、内容の詳細はこのミーティングで話しあって決めています。司会、書記などを決めるところから始まり、自主的な運営をお願いしています。出席メンバーの誰もが参加できるようになっていますので、はじめはグループに馴染めない方でも、安心して参加していただくことができます。

外国語講座

メンタルデイナイトケアフロアに通所しているメンバーが講師となって、英語・中国語を教えています。メンバーが講師をすることにより、出席メンバーの積極性が高まり、普段の生活ではなかなか触れる機会のない言語について意欲的に取り組んでいます。習った単語や挨拶を日常生活に取り入れているメンバーもいます。

演劇

「オリジナル劇」「既存の台本を使用した劇」「朗読劇」の3つのグループに分かれ、練習と発表を行っています。発表が苦手な方もいるので、そういった方たちには大道具・小道具などの作成をお手伝いいただき、何もしない人がいないよう全員で協力して作品を作り上げています。

料理

食生活を豊かにすることは勿論のこと、グループで役割分担をしていくなかで自然とコミュニケーションが生まれます。調理の技術を身に付け、それぞれの役割を果たし、その結果おいしい料理ができあがることを通して、連帯感や達成感、そして満腹感も味わってもらうことができます。

芸術行動療法

他のフロアと合同で、部活動のような活動を行っています。その時の気分に合わせて多彩なプログラムに参加することが可能です。内部・外部での発表の場も設けており、明確な目標を持って取り組むことが出来ます。
※クリニックによって実施プログラムは異なります

和太鼓
「いろは太鼓」「華音(かおん)」

よさこい
「夢稔(ゆめみのる)」

エイサー
「あしびぃ」

ボクシング

銀太鼓