和太鼓
「いろは太鼓」「華音(かおん)」
長胴太鼓(お祭りで一般的に使われる大太鼓)を使った、本格的な横打ちの運動強度の高いプログラムです。演奏というよりも運動(演舞)が大きな割合を占めるため、部活動のような連帯感があります。(飯田橋、池袋で実施)
よさこい・エイサーと同じく、季節イベントや高齢者施設・障害者施設の慰問など発表の場を設け、目標に向かって日々練習しています。
デイナイトケア
採用情報
フロアのプログラムと芸術行動療法の二軸構造
榎本クリニックの日常のプログラムの大半は、各デイナイトケアフロア個別の特性に合わせたプログラムで構成されています。学校のクラスの「時間割」のように、所属する場所で、同じフロアの人だけで行われるもので、疾患や年代・目的のニーズに合わせた基礎となるプログラムです。
複数の中から自分で選べる「芸術行動療法」という特徴的なプログラムも実施しています。こちらは、治療という側面を忘れ、楽しんで参加出来るプログラムです。「精神科だから」と限定せず、チャレンジできるやりがいのある活動を目指し、「○○があったから続けられた」という声も寄せられています。
和太鼓・よさこい・エイサー・ボクシングなど非日常的な刺激になるようなものから、ゲートボール・卓球・モルックなどの馴染みやすい軽い運動、音楽療法・ものづくり・テーブルゲームなど座って参加出来るものまで、幅広くご用意しています。
初代理事長の榎本稔が、精神障害者の隔離収容政策が中心だった1960年代に、男女別閉鎖病棟で猛反対の中「(社交)ダンスパーティー」を開いた経験が元になっています。
長胴太鼓(お祭りで一般的に使われる大太鼓)を使った、本格的な横打ちの運動強度の高いプログラムです。演奏というよりも運動(演舞)が大きな割合を占めるため、部活動のような連帯感があります。(飯田橋、池袋で実施)
よさこい・エイサーと同じく、季節イベントや高齢者施設・障害者施設の慰問など発表の場を設け、目標に向かって日々練習しています。
日本全国で人気のよさこい・ソーランを、「座って踊れる」ようにアレンジして実施しています。若人や足が丈夫な人は立って、運動に自身がなくても座って、衣装を着て大人数で発表する様は圧巻です。(飯田橋、小岩、新大塚で実施)
元A級ライセンスのプロトレーナーを講師に、和気あいあいとした雰囲気で実施されています。20年以上の歴史を誇る、男性だけでなく女性にも人気のプログラムです。革製グローブやサンドバッグ・ミット打ちなど本格的な用品を使いつつ、個人のペースに合わせて実施しています。高齢者向けの座って行えるエクササイズも別途あり、あらゆる年代の人がチャレンジしています。(池袋、新大塚、飯田橋、大森、小岩にて実施)
沖縄県・鹿児島県奄美群島の伝統芸能です。「踊り」「太鼓(パーランクーという手持ち太鼓・担ぎ太鼓)」「フェーシ(イーヤーサーサーなどの掛け声)」の3つを同時に行う演舞形態で難しいと思われがちですが、基礎からじっくり練習します。(御徒町で実施)
認知症高齢者向けに、「座って叩ける和太鼓」と銘打ってH28年に立ち上げました。左右の手順は指定しないで、「ドドンガドン」など盆踊りで馴染みのあるリズムを刻んでいます。重度の認知障害がある方でも、回数を重ねる内に少しずつ上達していく、刺激のあるプログラムです。(飯田橋、池袋で実施していましたが感染予防のため現在休止中です)
ダンス、ハンドテニス、ヨガ・ピラティス、ゲートボール、卓球、テーブルゲーム、音楽療法(ミュージカル)、ものづくりなど
症状が中心になっている生活では季節感が無くなりがちになるため、回復の一端やメリハリをつける目的で、季節ごとのイベントにも力を入れています。春は桜まつり・桃祭り、運動会、夏はサマーフェスタ(夏祭り)、秋はスポーツ大会、冬にはクリスマス会など、クリニック全体でイベントを行います。イベントは2つの軸で構成されています。
フロア内で制作班・演出班・演劇班・ダンス班など役割分担して分かれて、1ヶ月程時間をかけて準備をします。はじめは「大人になって学芸会みたいなことを・・・」と敬遠されがちですが、目的・期限を持って他人と共同して準備・成果物を出すことは就労から離れると少ないものです。騙されたと思って熱中して参加していただくことで、緊張と緩和の良い刺激にもなり、また活動や気分の調整力をつけるトレーニングにもなります。その人の人間関係の癖(特に働いた時の)が見えやすいのもイベントの醍醐味で、普段のプログラムへのフィードバック材料にもなります。
太鼓・よさこい・エイサー・ボクシングなど、継続して練習を重ねているプログラムの発表の場です。運動会やクリスマス会では、大きな会場を借り、複数クリニック合同で行われることもあるため、クリニック間の交流の場所にもなります。
芸術行動療法以外にも、日頃フロアで行っているプログラムを発表に活かす、スポーツ大会で競技化するなど、「長期的な目線で準備して本番をつくる」工夫をしています。